聖徳大学幼児教育専門学校

セイトク日記

(授業紹介)保育内容・環境 授業から学ぶ「動くものを作ろう(めうち編)」 ~2部2年生~


皆さんこんにちは

幼児教育の基本は『環境による教育』と言われています。

元来『遊び』は子どもたちが主体的に取り組み展開していくものですが、”保育者のちょっとしたアイディア”が子どもの遊びを誘発し、子どもがさらに発展させ、遊びを自分たちのモノとして楽しんでいくようになります。

保育者は子どもたちの興味や関心を引き出す教材研究を常に心がけ、<幼児の発達に合った教材>や<用具の使い方>を提示できるよう準備していくことが求められます。

今回は『思考力・表現力を高める物的環境の役割とその指導法』をテーマに、

指定された物をどのように使うことができるのか、さらに幼児にとって身近な道具はどのような方法であれば使いやすいのか等、自ら実践しながら指導の在り方を見出だすことにしました。

課題は ~動くものを作ろう~

対象児は”5歳児”取り組む時期は”秋以降”これまでの様々な経験を活かしながら、『少し難しいことにも挑戦しよう』という指導の意図が含まれています。
指定した物は『ゴムタイヤ』 動くために必要な市販の教材です。

5歳児のため、使ってみたい道具は『めうち』です。

幼児が使うために、安全をどのように担保するかが課題となります。

その他使える物は、保育実践室にある様々な廃材。

学生自身が作ってみることで分かることがあり、そのことが保育指導に活かされていきます。
1.幼児が道具を使う上で、どこに難しさがあり、その難しさをどのような方法で可能にできるか。
2.仲間の作品を見ることで『動くもの』というイメージが広がっていくこと。
3.廃材の使い方次第では、その利用方法が広がること など

今回の『めうち』は、実際に幼児が使うことについて、現場の保育者によって考え方に違いが生じるものです。
実際に使ってみると、ゴムには弾力があり、そこに『めうち』を通すのは、幼児には難しいと判断する学生が多いと思います。

では、ゴムのタイヤではなく、数枚重ねた段ボールの丸をタイヤに見立て使ってみることはどうでしょう。
それであれば『めうち』の通り具合も良く、幼児がめうちを使う経験が可能になるでしょう。


<ゴムのタイヤにめうちを通す>


<ダンボールのタイヤにめうちを通す>

まずは自分で使っていろいろ試してみることで指導法が見い出されていく、その学びこそが今回の授業の目的でした。そして、いろいろ思いを巡らしながら、様々な『動くもの』ができました。

是非、完成した作品を見に来て下さいね♪

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