聖徳大学幼児教育専門学校

セイトク日記

(子どもとの関わり)きょうはおもしろすぎたよぉ―転がし研究所


こんにちは! 専門学校の中山です。
3歳児の学級で「転がる物探してみよう」と遊びに誘いました。
空き箱やトイレットペーパー等の芯・球体等と、スロープ用に養生板を用意しました。
スロープを保育室に設置すると「これ滑っていく」とか「転がるよぉ」と素材そのものを
試し始めます。

「これはどうかな」「こっちは転がるかな」「早い」と一人で試す姿、友達と「これは?」と
尋ねる姿、たくさん抱えていって試す姿などが見られます。

やがて友達に自分の考えや発見したことを興奮して伝えます。刺激され、
「いいこと考えたぁ」と試す姿に遊びの原点・子どものもつエネルギーを感じます。
「せんせい、こう付けたいの」と大人に手だすけを求めて自分の考えたことを実現しようとする姿も
見られます。「私もほしい」「ぼくも」あちらこちらから手が伸びてきます。

ペットボトルのキャップで作った車輪を円錐型の物につけて「車ができた」。
1つ付けて満足している子。繰り返し試す中で「もう一つ(車輪)付けた方がよく走るよ」と
気付く姿。その情報をキャッチするとあっという間に車輪を追加する子が増えました。

時間が経ち、「転がし研究所」を閉じることにしました。当初は、出来上がったおもちゃは園において帰る予定でいましたが、「お家でも遊びたいよぅ」の大合唱に持ち帰ることになりました。

★先生みてぇー   作品を見せて

子どもたちの充実感あふれる表情です。片付け中に「きょうは。おもしろすぎたぁ」と友達に話しているのが印象的でした。

 

翌日養生版がなかったので、牛乳パックでンネルをつくりました。と担任からの報告。

担任の先生は「子どもたちは夢中になって楽しく遊び満足です。環境設定や提示の工夫も大切だと再認識しました」と感想を話されました。

「こちらこそ楽しませて頂きました」。そして園児の意欲が育ってきていること、自分なりに考える力・技術・知識を場に応じて活用する力が3歳児なりに身についていることを再発見できた時間でした。桜組さんありがとうございます。

年度末だからこそ見えてくる一人一人の成長を実感できるのが3月ですね。

次年度も子どもからパワーをもらい「おもしろすぎたよぉ」の笑顔を見たいですね。
卒園式・終業式を迎える春、やがてくる新学期に向け、心も体もリフレッシュして過ごしてください。

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