聖徳大学幼児教育専門学校

セイトク日記

(授業紹介)保育者の扉をあけた1年生


「できるよ。見ていてね」と「やってよ(手伝って)」の声が飛び交う降園準備の一コマです。
保育内容総論〔新1年生〕のフィールドワークの授業の一場面をお知らせします。
中山博子です。

附属幼稚園 三田幼稚園の3歳児クラスの入園後1週間目のこと。
降園支度のお手伝いに参加したのは、入学後1週間目の新一年生です。
ねらいは「基本的生活習慣の基礎的指導の在り方」の体験的授業です。
今年度はカリキュラムの改訂で「保育内容総論は前期の授業」になったのです。
本校への入学志望動機の1位は附属幼稚園の併設にあります。

当日3歳児のクラスに入った学生は、すぐに子どもにしゃがんで声をかけ挨拶をしました。
その姿から「さすが、保育者の道を選んだ学生さん。立ち振る舞いができる学生さんばかり」と
一人感動している中山です。その一コマをお届けします。

 

学生「すごぉい。自分で脱げるのね。」
園児「見ていてねぇ、一人でできるよ」
学生「ほんとだぁ すごいね!ボタン一人で掛けられるのね」

学生「ここまでできたね」
学生「もぉちょっとだよ。頑張れボタンの顔がみえるよ」
園児「うーん」・・・その後、出来たら思わずハイタッチしました。

学生「今日はおまけでお手伝いしていいかな」
園児「うん。いいよぉ」
★学生はその後も「なぜ基本的生活習慣の自立の指導が必要か」を考え中です。
中山「ゆっくりと考えていきましょうね」

学生「抱っこしようか(泣き止まないので)」
園児「うん」
学生「30分ほど抱っこしていると泣き止んだ。別れるときは「バイバイと手をふってくれたから
嬉しかった」と弾んだ声で報告をしてくれました。

★着替えをしながらも「絵本読んで」と甘える子や、着替えた後にブロック遊びをしていた園児です。
学生は授業後の感想の中に、「園児と関われてうれしい、とにかく皆かわいい、楽しかった」等、
記述されていました。それぞれが保育への思いを蓄えた時間であり、学生一人一人の優しさが
発揮された時間でもあったと考えます。
6月には幼実Ⅰを経験します。保育者への扉を今開けたばかりであり、学びの出発です。

★この授業をきっかけに空き時間に、松組(5歳児)のクラスや梅組(4歳児)のクラスで園児と
主体的に触れ合う学生たちです。
ダンスをする学生の笑顔がとても印象的でした。
園児のパワーが学生の意欲を引き出した授業になったようです。

良ければこちらもご覧ください
実習前の見学に行って

学校配信のSNSをフォローして
学校の最新情報をチェック!