(授業紹介)保育内容総論 糸電話でソーシャルディスタンスを楽しみながら伝えてみよう 1部1年生、2部1年生
専門学校の中山博子です。保育内容総論の授業において、幼児にソーシャルディスタンスをどのように指導するか考えました。
幼児の発達の特性は、接触することで安定します。人との距離を2メートルあけることは難しい課題です。そこで、教材として「糸電話」を使って、楽しみながらソーシャルディスタンスを学ぶことができると考えました。
〔作り方〕
1.紙コップを2つ用意します。
2.ボールペンの先で紙コップの中央に穴をあけ、短い棒に糸をテープで止め、穴に通します。糸が紙コップから抜けてしまわないよう、紙コップの内側底に糸をテープで止めます。
3.糸が張るまで距離をあけ、交代で話したり、聞いたりしてみます。
4.糸の長さは2メートルとしました。
では早速、2人組になり、話し始めましょう。
最初は学生も「何を話そうか」と迷っていましたが、「あっ!?聞こえる!」と瞬く間に教室中が笑顔でいっぱいになりました。
2部生の授業では、その糸電話を教室の端から端までの距離を置いて使ってみました。
★糸の長さは、何と4メートル以上の特別な糸電話も作りました。さぁ、聞こえるのでしょうか?
満面の笑顔の学生たちが「聞こえたぁ!」、「聞こえたねぇ」と、話しています。
糸電話でソーシャルディスタンスを楽しみながら伝えてみよう!
幼児への新型コロナウイルス対策の一つに加えてみてはいかがでしょうか。